毛むくじゃらはモテない
女性が男性の胸毛に嫌悪感すらあるという話、胸毛の濃い男性にとってはかなり衝撃的だったと思いますが、現代女性は男性のムダ毛について、男らしいとかセクシーと感じる事が少なくなっています。
どちらかというと、すね毛にしても胸毛にしてもなんか汚く見える……という印象が濃い女性が多いので、男性がムダ毛の処理を本気で考えているというのも納得です。
夏場、近年ハーフパンツが男性に流行したこともあり、すね毛を気にされる方も多いようですし、この際、気になるムダ毛をしっかり処理しようという方も少なくありません。
今回はそんな男性のムダ毛の処理について考えます。
毛周期を理解して処理する事が大切
頭皮も体毛も毛周期という毛の成長サイクルを持っています。
実は私たちが目にする毛は、全体の1/3程度です。
毛穴から毛が生えていない部分もあり、ここは休止期と呼ばれる時期の毛穴です。
退行期は成長が終わり、その後抜ける時期の毛で、休止期は毛を成長させることなくスタンバイしている状態です。
脱毛などで処理するのは成長期、退行期の毛です。
休止期で表面に毛が出ていない時には、エステで行う光脱毛も、医療機関で行うレーザー脱毛も効果がないので、休止期の毛についてはまた次の機会に脱毛する事になります。
毛周期のサイクルは場所によって違いがありますが、通常、3ヶ月くらいから半年くらいでサイクルしています。
どんな処理方法があるのか
女性の場合、ほとんどは脱毛処理です。
でも男性の場合、完全に毛をなくしたい箇所と少なくしたい箇所がありますので、除毛という選択もできます。
脱毛と除毛の違いが判らないという方もいるかと思いますが、脱毛は毛乳頭をレーザーや光などで破壊して再生しないようにする施術です。
除毛は脱毛のように再生しないように処理するのではなく、私たちが普段毛として目にしている部分を処理します。
ただ除毛の方法によっては毛が濃くなったような感じがしたり、肌トラブルを起こすこともありますので、男性のエステサロンなどに行ってプロから施術を受けた方がいいでしょう。
除毛、様々な方法
除毛で一番気軽に行えるのがカミソリによる処理です。
女性が自己処理する際にもカミソリは利用されています。
カミソリは手軽でさっと処理できますが、どうしても皮膚の表面、角質を痛めてしまう事になりますし、傷になってしまうと炎症を起こし後に色素沈着として残ってしまう事もあります。
毛抜きによる処理は毛を抜いてしまうので、カミソリよりもきれいな仕上がりになりますが、失敗すると毛が抜けきらずに切れてしまったり、皮膚内に残ってしまうなどして、皮膚の上に毛が出てこられない埋没毛の状態になってしまいます。
炎症を起こしやすく膿んだりすると、やはり色素沈着などの元になります。
除毛クリームは薬剤によって毛を溶かしてふき取るという方法です。
毛を溶かすという方法なのでツルツルになりますし効果的ですが、肌が弱い方には不向きです。
ワックスは無むだ毛部分にワックスを塗って乾いたら剥がすという方法です。
男性は体毛も太くて濃いので、痛みが伴います。
引き抜くという方法になるので毛抜き同様埋没毛となる可能性があります。