読書で得られるものとは?

読書で得られる事はどんなこと?

本を読まないお子さんが多くなっているという話をかなり前から聞くようになってきていますが、お子さんたちに聞いてみても、やはり夏休みの感想文があるから読んだとか、秋の読書週間で仕方なく読んだということが多く、自ら進んで本を読むというお子さんが少なくなってきているようです。
しかし本を読むということは様々なメリットがあり、これから受験などをひかえているお子さんがいらっしゃるご家庭ほど、本を読むということを行ってもらいたいと思います。

読書することで得ることがたくさんある、勉強にも活かすことができると知れば、本を読む習慣をつける事のよさがよりわかっていただけると思います。

本を読むことで様々な事を知る事が出来る

小さいお子さんが歴史について少々知っていたり、小学生のお子さんがはるか昔に起った面白いお話を知っていたり・・読書をすると、様々な情報をインプットできるので、利用する言葉も多くなりますし、知らないテーマなどに興味を持つということもあります。
読書で知ったあの言葉が使われている?と、言葉を知っているだけでも、何かに興味を持つことがふえ、そこからさまざまな事を知ろうとする力がでてきます。

物事をあまり知らずにいると、物事に興味を持つということも少なくなり、知っている言葉も少なくなっていきます。
それ知ってる!!こういうことでしょ?といえるお子さん、大人になる、こうすることで仲間が広がっていくといういこともあります。

語学力が向上する、理解力がアップする

読書していると難しい言葉とか、漢字などがありそれをどう読むのか?どんな意味があるのか?と調べながら読んでいると、その意味や言葉がドンドンボギャブラリーとして多くなっていき、文章を書くときなど、こういう時どういう風に表現すればいいの?と迷うこともありません。
読書をしていないお子さんの文章は何か機械的で、文章に魅力がありませんし、利用されている単語がなんだか少ないと感じますが、読書されているお子さんは非常にいきいきとたくさんの言葉を利用して、表現力豊かに文章を書きます。

中学入試などの際、文章力をみる、文章の読解力をみるという試験が多くなっていますので、塾などでも本をたくさん読むようにという支持を受けることも多くなっているのです。

様々な人の考え方を知る事が出来る

誰かの歴史がかかれている本、また小説でもどんな本でもいいのですが、読書すると、この人はこんな風に考えているのか、面白いなとか、こんな風に考えるなんて変わっているなと、人の考え方がいろいろあるということを理解でき、柔軟な心を持つことができます。
古典作品を読むと、その人の心の奥の描写までしっかり描かれているような作品もありますし、あえて読者にその人の心の中を考えさせるものもあります。

人の考え方を知るということは人間にとって非常に大切な事です。
特に現代っ子はコミュニケーション能力がかなり低いといわれていますが、相手の気持ちに立って物事を考えられるようになるということを考えても、読書というのはプラスになる事が多いのです。

この先どうなるの?ええ!こんな展開なの?

読書している時というのは子供も大人も、とにかくその先どのように展開していくのかハラハラしながら読みます。
その先にある事を自分なりに創造して、これからこの子はこうなっていくんじゃないの?なんて思っていたことが、思い切り外れると、その作品は衝撃的な本として心に残りますし、ほらね思った通りの展開だ・・・と思えば、想像があたっていたことに喜びや満足感が出てきます。

読書というのは想像力を養うということもできる素晴らしいもので、脳を鍛える最高のツールだと思います。
苦手という方もいますが、マンガを小説にしたもの、映画を小説にしたものでも何でもいいので、とにかく1冊読んでみてください。

1冊ある程度の厚さのある本を読めば、この先、面白い作品を又読みたいという気持になるかもしれませんし、読むことになれてきて読書が嫌いという自分ではなくなっているかもしれません。