効果的な読書の仕方

本を効果的に読みたいという時、本の読み方を少し変えてみよう

いつもさっと本を読んでしまう癖がある、という方は、もっと自分の中にしみとおるような本の読み方をしたい・・・など、本を効率よくしっかりと自分のためになるように読みたいと思っている方も少なくないと思います。
自分に何かを残してくれるように読むということはそれほど難しい事ではなく、実はコツをつかむと本は様々な読み方ができるのです。
そのコツを理解しておきましょう。

本の知識を自分の中に取り込む読み方

本の内容をしっかり読み込みたいと思うのではなく、例えばビジネス書などの場合、その内容を自分の中に取り込んでビジネスに活かしたいと考えます。
そんな時には電子書籍リーダーについている機能「ハイライト機能」を活用すると便利です。

この機能は電子書籍を利用する機能なのですが、電子書籍なので例えば大切な部分をマーキングしたいという場合でも、本を汚すことなく書くことができます。
このマーキングした部分は、後から一覧として読むことができるので活用できます。

その本の中で気になった文章をどの位の人が気になったのかということを「○人の人がハイライト」と表示して教えてくれます。
すると、やはり大切な文章なのだということが理解できます。

書いてある情報をそのまま信じないようにするためにも

インターネットなどを活用されていると、書かれていることが全くのでたらめだったということもありますが、本や雑誌、新聞などにも、時折間違った事やこれはうのみにしないほうがいいと思う文章があります。
まずこの情報って本当に正しいの?と疑問を持つことが必要で、疑問をもったら、それが本当なのかどうか、自分で調べてみることが必要です。

調べていくうちに、これはどうやら本当らしいということがわかってきて、その調査の中で気になる事が出てくることもあります。
調べなければ知ることの無かった真実、知る事がなかった出来事を理解できるのです。

書いてある情報をうのみにせず本を読むということは、研究する、調査するということの入口になります。
お子さんたちが本を読んで、これってどういうこと?本当なの?という疑問をもってくれたらそこが勉強の入口になるとも考えることができます。

さっと一旦読んでからじっくり読み進める

本のストーリーが気になる、でもじっくり読みたいと思う気持ちもあるという場合、最初にサッとストーリーがわかるくらいのスピードで読みます。
この時わからないことがあっても飛ばして、気にせず最後まで読んで、その後、じっくりストーリー展開がわかっている状態で読むのです。

するとストーリーが気になって木が付かずにいたところに気が付き、「なるほどこの伏線が後につながっていくわけだ」と理解できる箇所がいくつも出てきます。
こうして読んでいくことでその本の理解度が深まり、感想も出てきますので、読書を中々しないという方も慣れてくると次第に楽しく本を読むための自分なりの方法がつかめます。

本は様々な事を教えてくれる教科書のようなものです。
ジャンルを問わず本を楽しむという気持ちが出てくれば、本は人生の強い味方になります。